校長あいさつ

校  長    大 原 照 光

  首都近郊を代表する緑地帯「見沼田んぼ」の北端に位置する本校は、校地の東西に芝川と見沼代用水(西縁)の流れ、四季の移り変わりを肌で感じることができる環境の中にあります。特に春には桜の淡いピンクと芝川沿いの菜の花畑の黄色が周囲の景色を一段と美しいものにしてくれます。また校区には、かつての土呂村の村社であった「神明社」や甲斐武田氏の家臣の館跡である「土呂陣屋跡」など、地域の歴史を感じさせる史跡も散在しています。

 本校は、平成8年の開校以来、26年の歴史を刻んできました。その間、土呂中学校に関わる多くの方々に支えられながら、地域の学校として発展をしてきました。そして、開校27年目を迎える令和4年度は、全校生徒449名、学級数15(通常学級12、特別支援学級3)、49名の教職員でスタートしました。

 さて、現代の社会は人工知能(AI)やビッグデータ、IoTなどが産業や社会生活に取り入れられることにより、「超スマート社会」といわれるSociety5.0の到来、持続可能な社会の実現など急激に変化しており、このような社会を「生きる力」を身につけることが大切になってきます。本校ではこれまで、新しい学習指導要領の理念の1つである「主体的・対話的で深い学び」を研究主題とし、ICT環境の整備・活用やルーブリック評価の活用とともに、課題解決学習や話し合い活動など、生徒が学習者としてどのように学ぶのかという視点から授業に取り組み、生徒の「生きる力」と「確かな学力の向上」を目指してきました。

 今年度はこの取組をいかしていくとともに、新たに生徒のプログラミング的思考や創造性をはぐくむSTEAMS教育や、持続可能な開発目標(SDGs)の視点を踏まえた探究的な学習(PBL)を加え、これからの社会を「生きる力」をはぐくんでまいります。一方で、地域に開かれた学校づくりとして、学校、家庭、地域の連携をより密にした「学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)」による学校運営をスタートしてまいります。

 今後も、本校の学校教育目標『主体的に生きる人間の育成』~意欲・健康・豊かな心~」をめざし、保護者や地域の方々に信頼される土呂中学校に「チーム土呂」として教職員一同取り組んでまいります。
 本校の教育活動に引き続きご理解とご指導をいただきますようお願い申し上げます。

 なお、本校の教育活動をよりご理解いただくために、ホームページ内の「土呂中Topics」にて教育活動の様子を随時発信してまいります。

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